2003年
《”野沢菜”新たに出直し》
私はやはり園芸の疫病神なのでしょうか?生長するにしたがってイメージとかけ離れて行く”野沢菜”にただ困惑するばかりでした(野沢菜ではなく、私が悪いのですが)。 このまま続けるか、新たに出直すか悩んだ挙句ダメ元で出直すことにしました。その為、先の”野沢菜”は少し育ちすぎた貝割れとして食べてしまいました。 |
ー間引きと土寄せー 今回は前回の失敗を教師として種の量を1/3にして、畝も一列としてより深く掘り下げしました。 左)は発芽後、2回目の間引きと土寄せです。前回の失敗を教訓とした今回は土寄せがスムーズに運んだようで2回目の作業後も土が盛り上がらず成功だと思います。 右)は3回目の間引きと倒伏防止の土寄せを行った時のものです。今回は深く掘り下げた結果、茎が二股に分かれるところまで土寄せが出来ました。 ”野沢菜”が季節を選ばず直ぐに種まきできることに今は感謝の気持ちです。この特徴のお陰で直ぐにやり直す事が出来ました(直射日光を避けスダレの陰ですが)。また、今回の挑戦まで”野沢菜”の茎があのように細く長い事さえ知りませんでした(これらは私だけが知らない、世間の常識なのですか)。そこで今回、種まきは7aほど掘り下げ対処しました。 今のところ、前回の失敗を無駄にせず巧く生かしていると思います。大体、参考資料が農業関係しかない作物に挑戦したのが間違いだったのかも知れません。 ーグリーン・追伸ー ”みつば” 最近の暑さで”茶碗蒸”もご無沙汰でした。そして、気がつくと私と毛虫でほとんど食べ尽くしたと思った”みつば”が再生して葉がまた茂ってきました。次の作付けを考えていましたが、もう一度”みつば”の風味を堪能できそうです。その前に”みつば”の料理のレパートリーを増やす必要がありそうですが。 |
《台風一過の近況と毛虫との戦い》
写真は”野沢菜”と”みつば”の台風一過の姿です。強い風を心配した”野沢菜”も土寄せが功をそうし”みつば”共々無事乗り切ったようです。 しかし、毛虫の攻撃は一段落したと気を緩めていたら”バジル”が集中攻撃に逢ってしまいました。 あまりの被害の拡大に台風前夜の夜間に全力を尽くしての待ち伏せ攻撃を実行しました。案の定、葉の上に立派な毛虫(3cmほど)が1匹鎮座していましたし、その後30分ほどして就寝前に最期の見回りをしたところ新たにもう1匹枝で休んでいる毛虫を発見して始末しました。 何処から出撃するのか、昼間は幾ら探しても見つからないのに夜になると姿を現します。本当に不思議でなりません。 プランター3個の小さな菜園ですが、戦果も8匹を最期にカウントを止め見つけ次第始末する対処療法(毒ガス使用は全面禁止)に終始しています。現在は毛虫の底知れぬパワーに感心する日々です。 |
《ハーブ農園の近況》
私の原産地&現生息地でもある東京の話ですが、今年の夏は現在も天候不順が続きす。そこで気分転換を兼ね今回思い切って菜園の作物を”みつば”から”レモン・バーム”へバトンタッチしました。”みつば”は使用範囲が限られ最近、少し飽きてきましたのでこの機会を利用して8月に種まきが出来る”レモン・バーム”への植え替えを実行した次第です。 今回の報告はプランタァ用土しか入っていないので写真は芽が出次第スロー・フードに大活躍の”バジル”などの近況と共にUPしたいと思います。 最期に駐車違反で予定外の¥15.000が飛んでいった。お陰で購入予定の「レッド・ツェッペリン」と「アラビアのローレンス」のDVDも一緒に飛んでいった。 悔しい!!! ー追伸ー 最近お気に入りの”ザ・ホワイト・ストライプスの「セブン・ネイション・アーミー」”を是非聞いてみて下さい。J・ジョップリンを強く感じさせるボーカルと時代錯誤のリズムとサウンドが決まっています。 |
《”レモンバーム”の間引き》
見にくい写真で御免なさい。これが”みつば”の後に始めた期待の”レモンバーム”始めての間引き作業の写真です。 もう芽はほとんど出たと判断して間引いたわけです。説明書を読むと”レモンバーム”は寒さと病害虫に強く多年草と良い事尽くめです。湿気のある寒さに弱いということですから、私と同じ太平洋側に住んでいる人は挑戦しては如何ですか。 ハーブについてはもう一種類”ローズマリ”を今週中に種まきの予定です。その為に現在冷凍庫で種を刺激している最中です。 私が今回ハーブの種類を増やしたのは無理だと諦めていた栽培に成功し胃袋が満足しているだけではなく、自然の力強いサイクルに感激し美味しいエコ・ライフに興味を持ったのも一つの理由です。 最期に挫折を1つ。菜園で手を焼いていた”野沢菜”は途中ですが昨夜食べてしまいました。園芸と植物は何回も失敗して(成功したことがない)今年初めて成功したという事実を忘れて手を広げた結果がこれです。今はひたすら後悔と反省の日々です。 −無駄なしエコ・ライフ:私のプランタァ菜園が増える理由− それは、レタスの芯を見た時に始まりました。その芯が軟らかそうだったので「何でも実験」とプランターに穴を掘り埋めてみたのです。 大して期待はしていなかったのです。しかし、目の前で起こったそれは見事な生ゴミの分解と土の再生(触って分る軟らかさ)という自然のリサイクルでした。その予想以上の成果に感動と衝撃を受けました。 以来、野菜の“芯やへた”を楽しみ半分でプランターで分解し少しでも生ゴミの量を減らせればと考え実行した次第です。 |
《”ローズマリィ”の種まき》
8/27(WED)に”ローズマリィ”の種まきをしました。袋の説明どおり納得出来ないまま3日間冷凍庫で寝かせてから播きました。 園芸の経験が少ないので恥ずかしい事を言っているのかもしれませんが、本心は未だに「本当に冷凍庫に3日間も寝かせるのかヨ!」という気持ちで一杯です。 種は全て購入したら直ぐ播けるものだと思ってた。しかし、見習いガーディナァとしては納得出来ないまま説明文に従うしか道はありません。しかも入っていた種の数が目を疑うほど少ないのです(値段は同じ)。 今回は多年草で常緑樹しかも丈が180センチ近くまで育つとの事だったのでプランタァではなく深底の鉢を新たに購入(¥540・税別)しました。これからは”ローズマリィ”の芽が出るまで落ち着かない日が続きそうです。 ー追伸ー 私も既に終わったと思っていた”毛虫軍団”の話題です。 この時期ですから毛虫は全て羽を生やして旅立ち、被害ももう終わりだと思っていました。しかし、”バジル”に居たのです。しかも1,2匹ではないのです。この4日間ほどは毎晩”激戦”を繰り広げ双方に大きな損害を出しました。 |
2004年
《料理(バジル・ローズマリィ):オープンサンドwith寒天トマト》
正直に言えば料理への興味は作る手前まででした。しかし、不思議なものでそんな私の食文化を”ハーブ栽培”が確実に広げてくれました。 一年目の当初は育った”バジル”をパスタに使うだけで充分満足していたのですが、予想以上の収穫量にただ萎びてゆく”バジル”を眺めているだけで為す術もない自分に情け無い思いをしました。 2年目の今年は栽培品種(現在5品種)も増え嬉しいことに趣味と実益を兼ねた”ハーブ栽培”と”料理”という新たな楽しみを見つけたようです。 |
−寒天トマトのオープンサンド− |
寒天で固めた缶詰の”カットトマト”をトーストしたパンにトッピングしただけの簡単オープンサンドです。 寒天ですから、ゼリィと違い垂れることも無いので大変食べやすいオープンサンドです。 (これは本ではなく教えてもらった料理方法です) |
−作り方− 水200ccとカットトマトの缶詰400gを混ぜ冷たいうちに粉寒天4gと枝付きの”バジル”と”ローズマリィ”を加え塩で味を調えて4分ほど煮ます。加える塩は濃度に気をつけましょう。またトマトは加熱すると栄養効果が増すそうです。 (適度に固めるにはこの程度が適当だと思います。水を400ccにすると水羊羹ほどの固さになります) 香り付けのハーブを取り除いて粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし固めます。 使う時は包丁で切り込みを入れ適当な大きさにカットしてトッピングします。ケチャップと違い野菜と混ぜても汁が垂れず、パンも水が染み込ませんので最初の美味しさが最期まで味わえます。 表記の量で写真のオープンサンドが8枚作れます 最期に注意点を2ッ。 1、”バジル”は沢山、”ローズマリィ”は少量のレシピは絶対遵守。 2、塩味には十分留意する。 ※…これには以前レポートした”冷凍保存バジル”を使用しています。乾燥も含め保存が難しい”バジル”ですが、この冷凍保存バジル”は色は黒ずみますが、素人が保存させるにはベストな方法です。 最大の欠点は収穫したままなので貴重な冷凍庫の広い場所を占有しほとんど空気を冷凍していることです。 |
《本(紹介):ハーブの庭から》
「ハーブの庭から」 −広田せい子・著(¥835・税別):講談社文庫− |
【内容】 欧米での豊かなハーブ文化と人との出会い。ハーブを育て楽しみながら積み重ねた長年の思い出&エッセイそして目と鼻と舌で楽しむ12ヶ月のハーブライフを美しい写真(全てカラー)とともに綴っています。 【一言】 私の感覚では文庫で定価:¥835は少し高額ではと思いました。しかし、内容の濃さと充実振りで十分納得できる価格設定でした。 この本を手にとれば掲載されている写真に触発されどなたでも次の春には絶対ハーブ栽培に挑戦しようという気持ちが湧いてくると思います。 初心者にも理解しやすい品種説明、栽培方法そして最大の楽しみ料理法まで網羅しハーブ文化全般にわたる内容は楽しい限りです。 情報が多岐にわたる為、必然的に内容は広く浅くなり経験者には物足りなさが有るかもしれませんが、先ずはハーブ文化を知りたい初心者には最適な内容と構成だと思います。また、小さなことですが、文学少女趣味が滲み出た文章には思わず心が和んでしまいました。 巻末の植物園ガイドを含め豊富な内容は経験に関係なく気楽に楽しめるので是非手元に置いておきたい本です。 ※試しに作ったナスとシソの味噌炒めは絶品でした! |
《ハーブ通信:タイム:新たな仲間で賑やかな冬に》
”タイム” のパッケージ (値段¥100) |
私の遊び相手として「C言語」につづき新たに多年草(冬も楽しめる)の”タイム”が仲間に加わりました。 ”タイム” シソ科イブキジャコウソウ属■常緑性極小低木■草丈10〜30a またしてもシソ科です。しかし、今回私の心を動かしたのは同じハーブでも”タイム”は葉だけではなく花も楽しめると書いてあったところです。もちろん舌と目の両方ということで私の空中農園における今年最も野心的な挑戦です。 しかもこれが上手く育てばサイモン&ガーファンクルの「スカボロォ・フェア」で歌われたハーブ4種類の内2種類(ローズマリィ、タイム)が揃うことになります。 今年の冬は「多年草ハーブ」が増え”タイム”が計画通り上手く育てば(計画ではいつも上手くいくのですが)冬を感じさせない料理、ティなどが楽しめるのではと「美味しい夢」を描いています。 −費用− 今回はプランタァと種のみの購入となりました。 プランタァ…¥280 場所を無駄にしたくない為に30a×30aのスクエア・プランタァを選びました。 底石と用土は残っていた物を使いました。 ※”タイム”のフォト・レポートは発芽した時にUPする予定です。 |
《ハーブ通信:”レモンバーム”から”イタリアンパセリ”へ》
我が「ハーブ農園」もイマイチ私を満足させてくれなかった”レモンバーム”から念願だった”イタリアンパセリ”にメンバーチェンジです。 ”レモンバーム”に罪は無いのですが、私にとってその香りは繊細すぎました。 そんな時に見つけたのが”イタリアンパセリ”です。これでサイモンとガーファンクルの「スカボロ-フェア」に出てくるハーブが全てわたしのキッチンガーデンに揃うことになりました。 解説書を読めばスープにサンドイッチに最適と書いてあり期待は膨らむ一方です。 もちろん種まき一日目では芽も出ていませんが今年の冬は南欧風で送れそうです。 これからは”イタリアンパセリ”の成長報告に期待して下さい。 ※…”レモンバーム”の枯れ木と土しかない”イタリアンパセリ”のプランタァではしょうがないので写真の掲載は有りません。 |